2011年 12月 02日
ナニャトヤラってな〜に? |
「田舎モダンな話っこ」の番外篇です。
高校生のボッチ君は何がなんだか分かりません。ボクが間違ったせいで本が手を挙げて応えるなんて!
クラの前に2冊の本が並びました。岩手県北部のナニャトヤラについて書かれているらしい本と、岩手県南の民話について書かれた本のようです。
でもそんなことより、ボッチ君はそもそも
クラ「ナニャトヤラは県北というか南部地方に伝わる盆踊りだよ。歌詞の方言が意味が不明ということで、いろんな話題をよんできたんだよ。ホラ見てごらん」
とクラは手にした黄色い本をボッチに渡しました。
しばらくパラパラとページをめくっていたボッチが
ボッチ「え〜!ヘブライ語説だって。なんで?しかもキリストの墓と関係してるって」
クラ「やっぱりそこに注目したね。青森県の神郷村に伝わるとされるキリスト関連の伝説は、実は山根キクというオカルティストがこの村を訪れてから始まったことなんだよ。そこでナニャトヤラのヘブライ語説が突然浮かびあがったのさ」
ボッチ「じゃあ作られた話ってこと?」
クラ「それはどうかという議論はしないよ。そういうことが書かれた本は何冊も出ているから、それを読んでキミが考えればいいのさ」
ボッチ「でも岩手県に大きな謎を秘めた盆踊りがあるなんて、なんだか面白そうだな」
クラ「ほら心が動いただろう。キミがナニャトヤラの謎を解いてもいいんだよ。いや謎解きにぜひ挑戦してみて欲しいな」
クラはナニャトヤラを歌い始めました。
ナニャド ナサレテ ナニャドヤラ
ナニャドヤレ ナサレデ ノーオ ナニャドヤレ
ナニャドヤラヨー ナニャド ナサレテ サーエ ナニャド ヤラヨー
ナニャド ナサレテ ナニャドヤラ ナニャド
ボッチ「歌を聴くとナニャトラヤとは間違えないや、メロディがついていると覚えやすい」
クラ「そうなんだよ。ナニャトヤラを耳で一回聴くと間違えないよ。間違えるのは目で覚えようとする時だな。
でも日本語って多くの人がいい間違えやすい、あるいは言いにくい言葉は音の置き換えが行われる言葉でもあるんだ」
ボッチ「そうなの?」
クラ「一番分かりやすい例は秋葉原だよ。本来はアキバハラだけどアキハバラに変わっていったんだ。だからナニャトヤラも、本当はナニャトラヤだった可能性もあるね」
ボッチ「あっそうか、漢字をそのまま読むとアキバハラだものね。へ〜日本語ってそんこともある言葉なんだね。面白いや」
クラ「そっちに興味がわいてきたのなら、また別の本が手をあげるよ」
クラは県南の民話について書かれた本をボッチに渡しました。
クラ「まずはキミが呼んだ本を読んであげないとね。この本を読む意味はね、つまりキミがナニャトヤラの謎を解く資格があるってことさ」
ナニャトヤラは県北に伝わる民謡なのに、なぜ県南の本を読まなきゃないんだろう?ボッチは不思議でなりません。それに言い間違いがなぜこの本を呼んだのかも分からないままでした。
高校生のボッチ君は何がなんだか分かりません。ボクが間違ったせいで本が手を挙げて応えるなんて!
クラの前に2冊の本が並びました。岩手県北部のナニャトヤラについて書かれているらしい本と、岩手県南の民話について書かれた本のようです。
でもそんなことより、ボッチ君はそもそも
クラ「ナニャトヤラは県北というか南部地方に伝わる盆踊りだよ。歌詞の方言が意味が不明ということで、いろんな話題をよんできたんだよ。ホラ見てごらん」
とクラは手にした黄色い本をボッチに渡しました。
しばらくパラパラとページをめくっていたボッチが
ボッチ「え〜!ヘブライ語説だって。なんで?しかもキリストの墓と関係してるって」
クラ「やっぱりそこに注目したね。青森県の神郷村に伝わるとされるキリスト関連の伝説は、実は山根キクというオカルティストがこの村を訪れてから始まったことなんだよ。そこでナニャトヤラのヘブライ語説が突然浮かびあがったのさ」
ボッチ「じゃあ作られた話ってこと?」
クラ「それはどうかという議論はしないよ。そういうことが書かれた本は何冊も出ているから、それを読んでキミが考えればいいのさ」
ボッチ「でも岩手県に大きな謎を秘めた盆踊りがあるなんて、なんだか面白そうだな」
クラ「ほら心が動いただろう。キミがナニャトヤラの謎を解いてもいいんだよ。いや謎解きにぜひ挑戦してみて欲しいな」
クラはナニャトヤラを歌い始めました。
ナニャド ナサレテ ナニャドヤラ
ナニャドヤレ ナサレデ ノーオ ナニャドヤレ
ナニャドヤラヨー ナニャド ナサレテ サーエ ナニャド ヤラヨー
ナニャド ナサレテ ナニャドヤラ ナニャド
ボッチ「歌を聴くとナニャトラヤとは間違えないや、メロディがついていると覚えやすい」
クラ「そうなんだよ。ナニャトヤラを耳で一回聴くと間違えないよ。間違えるのは目で覚えようとする時だな。
でも日本語って多くの人がいい間違えやすい、あるいは言いにくい言葉は音の置き換えが行われる言葉でもあるんだ」
ボッチ「そうなの?」
クラ「一番分かりやすい例は秋葉原だよ。本来はアキバハラだけどアキハバラに変わっていったんだ。だからナニャトヤラも、本当はナニャトラヤだった可能性もあるね」
ボッチ「あっそうか、漢字をそのまま読むとアキバハラだものね。へ〜日本語ってそんこともある言葉なんだね。面白いや」
クラ「そっちに興味がわいてきたのなら、また別の本が手をあげるよ」
クラは県南の民話について書かれた本をボッチに渡しました。
クラ「まずはキミが呼んだ本を読んであげないとね。この本を読む意味はね、つまりキミがナニャトヤラの謎を解く資格があるってことさ」
ナニャトヤラは県北に伝わる民謡なのに、なぜ県南の本を読まなきゃないんだろう?ボッチは不思議でなりません。それに言い間違いがなぜこの本を呼んだのかも分からないままでした。
by inamoda_jjj
| 2011-12-02 15:12
| ナニャトヤラ異聞